どんな業界にも上には上がいるものです。
資産運用の世界にも1年で資産1億円築きました、とか副業で月100万円の収入があります、という話は挙げればキリがありません。
しかしそのようにうまくいく人は一握りです。
大抵の人はそもそも資産運用することを考えてもいませんから。
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日本人は貯金や保険が大好き
以前の記事で、職場でiDeCoの話をしたら興味を持ってくれる人が少なかったという話をしました。
私の職場が特別に資産運用に対する意識が低いとは思えません。どこの職場やグループでも似たような状況なのでしょう。
日本の個人金融資産の内訳を示すデータがあったのでみてみます。左側の棒グラフが2006~2017年2Qまでの資産内訳です。右の表は2017年2Qの詳しい内訳となっています。
2017年2Qの資産内訳をみると、現金・預金・保険・年金・定型保証を合わせると80%に上ります。
一方で株式と投資信託の割合は年々増えてはいるものの、20172Q時点では合わせて16%程度に留まります。
いかに日本人は資産運用への意識が低く、逆に貯金や保険が好きかがわかりますね。
うまくいった人ほど情報発信したがる
書店で資産運用や副業のコーナーに行くと、誰かの成功体験が書かれた本を山ほど見かけます。私はそういう本を見るたび羨ましく思います。
特に短期間で一財産築いた人の話は惹かれます。
ですがうまくいった人の裏には当然うまくいかなかった人がいるわけです。
彼らは積極的に情報発信はしません。
誰しも失敗談より武勇伝を話したがるものです。
その結果、書店やネットには成功体験が溢れてしまいます。
気の毒にも経験のない初心者ほどその情報を鵜呑みにしてしまう危険性があります。
以前の記事でも書きましたが、資産運用はゆっくりマイペースでいいのです。
誰かと競う必要性はありません。
しかし人の性として誰かと比較したくなるときもあると思います。
そのようなときは上ではなく下を見ましょう。
全く資産運用をしていない人と比べたら、自分は資産運用を考えている時点で一歩二歩リードしているのだと。
そう考えればモチベーションが保ちやすくなると思います。
まとめ
ソシャゲ株で一発当てましたみたいな成功体験はやめてほしいですね。単に運が良かっただけでは?と思ってしまいます。